元ホワイトハウス調整官が見解転換 「コロナ起源は研究所流出が有力」米情報機関も変化

2026/08/04 更新: 2026/08/04

バイデン政権でホワイトハウスのCOVID-19対応チームの調整官を務めたアシシュ・ジャー医師は8月2日、新型コロナウイルスの起源について、現時点では「研究所からの流出」が最も可能性の高い説明だとの認識を示した。

ジャー医師はCNNの番組で、「当初は自然発生の可能性が高いと考えていたが、その後の情報やデータを踏まえると、現在は研究所からの流出に由来する可能性の方が高いと考えている」と述べた。

そのうえで、「何が起きたのかを正確に把握している者は米国にはいない。実際の経緯を知っているのは中国当局であり、透明性と説明責任が必要だ」と指摘した。

米情報機関で進む見解の変化(CIA・FBI・DOE)

この見方については、米国の情報機関でも変化がみられている。中央情報局(CIA)は2025年の報告で、研究所から流出した可能性があるとしたほか、連邦捜査局(FBI)やエネルギー省(DOE)も、研究所での事故による流出の可能性が高いとの見方を示している。

また、ホワイトハウスは公式サイトで「研究所流出」をめぐる見解を整理し、複数の根拠を提示している。ウイルスの特徴や研究所の安全管理の問題などが指摘されている。

こうした動きについては、パンデミックの原因解明や、将来の感染症対策のあり方に影響を与える可能性がある。

一方、中国では感染の再拡大も指摘されている。中国疾病予防控制センターの発表によると、流行は「中程度のレベル」に達し、検査の陽性率も上昇している。若年層から中年層での感染が多く、主流はNB.1.8.1系統の変異株である。

医療現場からは「救急外来が満員になっている」といった声も出ており、今後の感染動向は日本を含む各国にとっても注視すべき状況である。

李思齊