オーストリア首相が辞意、クルツ前首相は政界引退へ
[ウィーン 2日 ロイター] – オーストリアのシャレンベルク首相が2日、辞意を表明した。数時間前には、汚職疑惑で10月に辞任したクルツ前首相が政界引退を発表したばかりだった。
クルツ氏は首相辞任後も与党国民党の党首にとどまっていたが、政界引退に伴い議員を辞職し、党首から退く。
国民党は3日に会合を開き、新党首を選ぶ。複数の現地メディアは、クルツ氏の強硬な移民政策を実行してきたネハンマー内相が新党首に選ばれ、首相に就任する可能性が高いと報じた。
シャレンベルク首相は声明で、国民党党首と首相は同一人物が務めるべきとの考えを強調した。
クルツ氏は世論調査を操作するため公金を支出した疑いが持たれており、収賄や背任の容疑で検察の捜査を受けた。同氏は疑惑を否定している。
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