台湾輸出、11月は前年比+30.2% 過去最高更新

[台北 7日 ロイター] – 台湾財政部が7日発表した11月の貿易統計によると、輸出は前年比30.2%増の415億8000万ドルで、過去最高を更新した。

17カ月連続の増加となった。年末商戦に向けた家電需要や世界的な半導体不足が背景。

ロイターがまとめた市場予想は23.05%増だった。10月は24.6%増。

遠隔通信・エレクトロニクス製品の輸出は19.5%増の56億9000万ドル。半導体の輸出は前年比26.7%増加した。

財政部は、新型コロナウイルスの流行を巡る不透明感や供給網の混乱など、リスク要因があると警告。ただ、年末商戦や世界の経済ファンダメンタルズの着実な改善が輸出を支援し、力強い拡大が続くとの見通しを示した。

財政部は、第4・四半期の輸出が過去最高を記録すると予想した。

11月の対中輸出は前年比18.9%増の171億4000万ドル。対米輸出は39.2%増加した。

輸入は33.8%増と、市場予想の25.45%増を上回った。10月は37.2%増だった。

財政部は、12月の輸出が前年比21─25%増加する可能性があるとの見通しを示した。

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