中国上海市で街を行き交う市民たち(NOEL CELIS/AFP via Getty Images)

中国地方公務員の給与を2割以上カット 財政難が浮き彫りに

中国の複数の省で、地方政府が公務員の給与を引き下げたことがわかった。地方政府の深刻な財政難が浮き彫りになった。

浙江省杭州市の女性公務員はこのほど、SNS上で年収の25%に当たる5万元(約90万円)がカットされたと訴えた。女性は市の財務部門から説明を受けておらず、給料の大幅減で「生活は大きな影響を受け、生計を立てるのに強い圧力を感じている」と不満を募らせた。

中国版ツイッター、微博(ウェイボー)では、12月に入ってから上海市、江蘇省、広東省、福建省などの公務員が相次いで、給与の引き下げに関する通知を受け取ったとの情報が流れている。給与は約2~3割減ったという。

▶ 続きを読む
関連記事
中国が進める「軍民融合」の実態を解説。商船をミサイル艦へ転換する「中大79」や、戦車を輸送する大型フェリー、さらに「海上民兵」という民間を装う準軍事組織の脅威など、偽装される海上戦略の深層に迫る
中国のファーウェイ系EVで異常動作。「開く(後ろへ倒して)」と指示した座席は逆に前へ倒す動きを始め、子供を挟みかけた。父親が「止まれ!」と何度叫んでもシステムは反応せず、中国SNSで「危なすぎる」と波紋が広がっている
中国AI「豆包」で、歴史上の大統領を検索すると人気俳優の画像が表示される騒動が発生。有料化直後だっただけに、「これで課金?」と批判が広がり、中国SNSでトレンド入り
中共系企業が提供する安価な5G通信網。その裏では、各国を技術・資金・インフラ面で依存させる「シリコン・カーテン」が広がっている。ファーウェイ問題や一帯一路を通じて進む「デジタル属国化」の実態を分析する
最近、中国版のTikTok、抖音(ドウイン)では「深夜の造反」と呼ばれる現象が現れている。市民が隠喩的な文章で、特定の時間帯に中国共産党への不満を投稿している。