漢方医は、体のタイプによって治療方法を変え、養生するなら半分の努力で2倍の効果が得られると考えています。(Shutterstock)

「養」生を語る

伝説によると、神々が黄帝のもとに官吏として倉頡を送り、文字を作らせ、文字に教育的な意味を持たせ、文字を学び人間としての道理を理解させたといいます。

例えば、「養」という文字を見ると、「養」には物質的な意味と精神的な意味があることがわかります。 物質的には「養」の上の部分は「美」の文字、下の部分は「食」の文字で、合わせて「美食」になっています。美食というと、色、香りや味にこだわった栄養価値の高い食べ物というイメージです。 

『神農本草経』では、薬草を上・中・下の3品に分けています。 上質な薬草は、補気益精で、体を強くして寿命を延ばす役割があります。 現代社会では、勉強、仕事、家庭、キャリアなどのプレッシャーからくる疲労や虚弱体質を改善するために、薬膳の飲食補助の養生が盛んで、飲食補助で健康で長寿の実現が求められています。 実際には、飲食だけでは十分ではありません。 食品から得られる栄養素は体が必要とする分しか維持できません。では、生命には飲食補助以外に何が必要なのでしょうか?

▶ 続きを読む
関連記事
豆の色は五臓と深く関係し、体質に合った豆を選ぶことで免疫力や体調を整える助けになります。あずき、緑豆、大豆、フジマメ、黒豆の特徴と活用法を紹介します。
認知症治療で気になる薬の副作用。実は初期から鍼灸や中医学を併用することで、記憶力の維持や進行の緩和が期待できるといいます。症例とともに、その考え方と可能性を分かりやすく紹介します。
むくみ太りや代謝低下の背景には「陽気不足」があります。中医学の視点から、胃腸を整えて陽気を高め、太りにくい体質をつくる食事・習慣・注意点を解説します。
動悸や不眠、手の震えが続くなら要注意。薬や手術だけに頼らず、中医学の「耳圧」で体のバランスを整える選択肢があります。甲状腺機能亢進症の仕組みと、自宅でできる穏やかなケア法を専門家が解説します。
冬は「気」と「血」が不足しやすい季節。中医学では、冷えや睡眠不足、目の使いすぎが血虚を招くと考えます。女性に多い不調を、養生の視点から整理します。