12月10日、英国のジョンソン首相率いる与党・保守党は、昨年のロックダウン(都市封鎖)下にパーティーを首相官邸で開いていたとする疑惑報道を受けて反発が広がる中、世論調査で野党・労働党に支持率の逆転を許した。ロンドンで8日、代表撮影(2021年 ロイター)

英与党、野党に支持率で逆転許す 封鎖下の官邸パーティー疑惑で

[ロンドン 10日 ロイター] – 英国のジョンソン首相率いる与党・保守党は、昨年のロックダウン(都市封鎖)下にパーティーを首相官邸で開いていたとする疑惑報道を受けて反発が広がる中、世論調査で野党・労働党に支持率の逆転を許した。

タイムズ紙向けのユーガブの世論調査によると、保守党の支持率は12月2日時点から3ポイント下がって33%となる一方、労働党は4ポイント上がって37%となった。

ジョンソン首相は8日、イングランドに制限措置を発動。これに先立つ数時間前には、新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン中の2020年クリスマス期に首相官邸で開かれたパーティーに関してスタッフが笑ったり、ジョークを飛ばしたりしている動画について謝罪した。当時はこうしたイベントは禁止されていた。

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