中国センスタイム、香港IPO続行巡り検討 米制裁で=関係筋
[香港 11日 ロイター] – 中国の人工知能(AI)関連新興企業、商湯集団(センスタイム・グループ)は、人権侵害に関連して米政府から投資禁止対象に指定されたことを受け、香港市場の新規株式公開(IPO)計画を続行できるかどうかを検討している。関係筋2人が11日に明らかにした。
計画を進めるか最終的な決定をしていないという。関係者の1人は、続行に当たり追加のリスク開示を行うか検討するとも述べた。
センスタイムの広報は、IPO計画に関するコメントを控えた。
同社は10日、IPO価格の決定を見送っていた。
米政府は10日、人権侵害などに関連して中国、ミャンマー、北朝鮮、バングラデシュの複数の個人・団体を制裁対象に指定すると発表。中国についてはセンスタイムを投資禁止対象に指定した。
米財務省はセンスタイムについて、新疆ウイグル自治区で人権侵害を受けているウイグル人の識別に使用される顔認証技術を開発したと非難。同社を「中国軍産複合体企業」に指定した。これにより、米国人による投資が禁止される。
関連記事
疑わしきは罰せずというのは司法の原則だ。しかし軍事の原則は疑わしきは罰せよ、である。敵の先制攻撃を許して味方が壊滅したら、元も子もない。
木原稔防衛相は28日の会見で、北朝鮮が弾道ミサイル技術を使用して衛星打ち上げを試みたことについて、日米韓の3カ国が「緊密な情報共有」を行なったと発表した。日米韓は昨年末、北朝鮮が撃つ弾道ミサイルの探知情報の即時共有を始めたと発表している。
何てことをしてくれるのかーー。北朝鮮が弾道ミサイルを発射したとの報を受け、在日朝鮮人のパク・ヨンさん(仮名、40代)は肩を震わせた。おりしも日本と北朝鮮はサッカーで予選枠を競っていた。冷酷で傲慢な金正恩体制、日本での静かな営み。二国間のはざまで在日朝鮮人は複雑な思いを抱えていた。
外交関係者の話によると、北朝鮮は国連制裁に違反し、中国の10以上の都市で北朝鮮人従業員を雇用した50以上のレストランを経営しているという。これらレストランの収益の大半は、北朝鮮政権によって核・ミサイル開発資金に充てられていると見られている。
北朝鮮情勢を語る上で、中朝露の三角関係を考慮せずにはいられない。北朝鮮が領土的野心をあらわにし、イランも核開発を加速させるなか、世界情勢のきな臭さは一段と増している。