報告書によると中国は最大300万人のウイグル人を拘束している
過去の調査結果を裏付けるアメリカ合衆国ホロコースト記念博物館の2021年11月の評価によると、中国はウイグル人やその他のチュルク系少数民族に対するジェノサイドを行っている可能性があり、収容所には300万人もの人々が収監されている。
中国政府は新疆ウイグル自治区における収容所の使用やその他の規制はテロへの恐れが原因であると長らく主張してきたが、博物館の60ページに及ぶ報告書ではその他の要因が存在することが示唆されている。
同報告書の執筆者たちは、「中国政府によるウイグル人に対する扱いに対しては漢族至上主義的な価値観がますます影響を及ぼしており、これがジェノサイド思想を根付かせる環境を醸成している」と述べ、中国の支配的な民族集団に言及している。執筆者たちは、このような価値観が政府の構成人員一般に広がったことが弾圧キャンペーンの一因となったと主張している。
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