150年前、アメリカのある探検隊がコロラド州のグランドキャニオンを探検した際、偶然にも地球の地質年代が、10億年以上もの間にわたって、謎の消失をしていることを発見しました。写真は、グランドキャニオンの赤色砂岩です。(Shutterstock)

10億年分の地層がない?! 地質学者を悩ませるグランドキャニオンの謎(1)

今から半世紀前、あるアメリカの探検隊がコロラド・キャニオンを探検した際、偶然、地球の地質年代が10億年以上もの間にわたって、謎の消失をしていることを発見し、この事は今日に至るまで数々の地質学者を悩ませ、現在も科学界で論争が続いています。

1869年、独学で学び地質学者となったジョン・ウェスリー・パウエルは、10人の隊員を率いて10ヵ月間の探検を行いました。その探検はワイオミング州のコロラド川の支流、グリーン川を1609キロメートルほど下ってグランドキャニオンを調査し、その結果を記録するというシンプルなものでした。

危険と隣り合わせの探検でしたが、幸運にも雄大な断崖、美しい絶壁、雲の上にそびえる奇妙で角張った崖など、彼らは多くの自然の驚異を目の当たりにしました。しかし、こうした自然の驚異の中でも、パウエルが特に興味を抱いたのは、後に

「神々の図書館」と呼ばれ、色とりどりの岩が並ぶ「偉大な書物の岩のページ」で、一行一行で地球の形成や歴史がわかるという壮大な峡谷でした。

▶ 続きを読む
関連記事
ケールの栄養、効能、食べ方、保存法までまとめた完全ガイド。苦みを抑え、吸収を高める調理のコツも紹介します
寝返りを打っただけで、突然ぐるぐるめまいがすることがあります。原因は、耳の中の小さな「石」かもしれません。
肉や卵だけを食べるカーニボア食は、危険な流行か、治療の道具か。腸、栄養、心臓への影響を科学的に考えます
1200年の歴史を誇る京都の「西陣織」をはじめ、存亡の危機に瀕する日本の伝統工芸の過酷な現実と課題を浮き彫りにした一編。市場原理と文化継承の葛藤を描きつつ、手仕事の価値を後世へ残すための責任と希望を問いかける
今日、歯が痛くても抗生物質があり、暑くてもエアコンがある。当たり前すぎて気づかない現代の恩恵を、先祖の目線から見つめ直してみると、日常への感謝が自然と湧いてきます