1月19日、複数の関係筋によると、米国務省はバルト三国に対し、米国製のミサイルなどをウクライナに移動することを許可した。写真は国務省の紋章。ワシントンで2017年1月撮影(2022年 ロイター/Joshua Roberts)

米、バルト三国にウクライナへのミサイル移動を承認

[ワシントン 19日 ロイター] – 複数の関係筋によると、米国務省はバルト三国に対し、米国製のミサイルなどをウクライナに移動することを許可した。

バイデン米大統領は19日、ロシアによるウクライナ侵攻を予測した上で、本格的に軍事侵攻すれば大きな代償を払うことになると語った。

米国から購入した武器を第三国に移す場合、輸出管理規制により、米国務省の承認が必要となる。

関係筋によると、今回の承認により、エストニアは対戦車ミサイル「ジャベリン」を、リトアニアは「スティンガー」ミサイルをウクライナに移すことが可能になる。

米国務省報道官も、エストニア、ラトビア、リトアニア、英国に対し、米国製の装備をウクライナに移すことを認めたと明らかにした。

同報道官は「米国と同盟国・パートナーは協力して、ウクライナの安全保障支援を急いでいる。ウクライナのパートナーや北大西洋条約機構(NATO)同盟国と緊密に連携しており、全ての安全保障上の協力手段を創造的に活用して、ロシアの侵攻に直面しているウクライナの防衛強化を支援していく」と述べた。

ロシアはウクライナへの侵攻計画を繰り返し否定しているが、ウクライナ国境付近に約10万人の部隊を展開している。

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