誰がクフ王のピラミッドを建設したのか?
歴史学者は、ピラミッドはファラオの墓と密接な関係があると考えています。820年、アルマムーン(Caliph Al-Ma’mun)はイスラム教徒を率いて、初めてクフ王のピラミッド内に入りました。しかし、中には宝石や彫像などの埋葬品どころか、欠片すらなく、あったのは、何も入っていない蓋のついていない石箱でした。壁にも何も刻み込まれていなかったのです。
その後、エジプト人はファラオを記念するために、内部をきれいに装飾し、豪華な埋葬品も入れました。このことから、クフ王のピラミッドは、もしかすると、ファラオの墓ではないのかもしれません。それどころか、全く関係のない別物である可能性もあるのではないでしょうか。
「古代エジプト学の父」と呼ばれるジャン=フランソワ・シャンポリオン(Jean-Francois Champollion)は、ピラミッドを建設した人の智慧は今の我々ではとても到達できないほど高度なものであると考えました。
多くの証拠が、エジプト人はクフ王のピラミッドを建設することができないことを証明しており、また、誰がどのピラミッドを、いつ、何の目的で、どのようにして建設したのかを明白に説明できる確固たる証拠もないのです。
多くの人を驚愕させるような、現代科学でも解明できないいくつもの謎が、クフ王のピラミッドは宇宙人が建設したのではないかという仮説に結び付き、むしろ、このような仮説こそ、これら多くの不可解な謎を合理的に説明できるのかもしれません。
もっと大胆に考えれば、高度な智慧と巨大な体を持った超古代文明の人類がピラミッドを建設したという可能性もあるのではないでしょうか?
(つづく)
――正見ネットより転載
(作者・意文/翻訳編集・天野秀)
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