台湾副総統、中国によるワクチン妨害工作を改めて非難 米国との結束を強調
台湾の頼清徳副総統は、中国共産党が昨年台湾への中共ウイルス(新型コロナウイルス)のワクチン取得を妨害したことを改めて非難した。ワクチン取得の困難な時期に協力した米上院議員には謝意を伝えた。
頼氏は総統特使として代表団を率いて、27日に行われたホンジュラスのカストロ大統領の就任式に出席。その後、経由した米サンフランシスコで複数の有力議員や元政府高官とオンラインで意見交換した。滞在最終日に中国のワクチン取得妨害について言及した。
台湾でウイルス感染症の流行が3桁を記録した昨年5月、蔡英文総統は中国共産党がドイツのバイオンテック社とのワクチン契約を妨害していると初めて明らかにした。中共はワクチン提供で親中世論の形成を試みたが、台湾はこれを拒んだ。蔡大統領はワクチン入手は国際的な調達・供与プログラムCOVAXか、ワクチンメーカーとの直接交渉に限るとした。
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