キューバの米大使館。2016年9月21日撮影(Photo credit should read YAMIL LAGE/AFP via Getty Images)

「ハバナ症候群」は電磁パルスエネルギーの可能性 米情報機関が報告

世界各地に駐在する米外交官や情報機関職員が体調不良を訴えた「ハバナ症候群」について、検証した専門家は電磁パルスエネルギーによって引き起こされた可能性があると指摘した。情報機関トップに提出された専門家部会の報告書の要約版が2日に公表された。

耳鳴りやめまいなどの症状について「電磁パルスエネルギー、特に無線周波数帯の電磁エネルギーが原因だと説明できる」とした。また、「機能性神経障害によるものである可能性はみられない」と述べ、「外部からの刺激」が要因であると分析している。

この症状は2016年にキューバの首都ハバナの駐在米外交官が初めて確認された。その後ロシア、中国、タジキスタン、アフリカなど12カ国の政府関係者や情報員、軍人から1000件の症状が報告された。

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