台湾グローバルウェーハズ、3月末までに工場新設用地を決定へ
[台北 7日 ロイター] – 台湾のシリコンウエハーメーカー、環球晶円(グローバルウェーハズ)は7日、ドイツの同業シルトロニックの買収失敗を受けた、36億ドル規模の拡張計画の一環として、グリーンフィールド(工場新設)用地を3月末までに決定することを目指していると表明した。
グローバルウェーハズは6日、2022─24年の設備投資総額が1000億台湾ドル(35億9000万米ドル)に達すると予想。失敗に終わった43億5000万ユーロ(49億7000万ドル)での独社買収資金を振り向けると発表した。
徐秀蘭(ドリス・シュー)最高経営責任者(CEO)は電話会見で、いくつかの候補地の長所と短所を評価していると述べた。
同CEOによると、需要が非常に強く、顧客からの追加供給の要請を断らなければならないこともあったという。
「私はシルトロニックを手に入れることができると思っていた。もし、シルトロニックを得られれば生産能力を増やすことができただろう」と指摘。「シルトロニックの生産能力を取得できないのなら、われわれに選択肢はなく、グリーンフィールドを進めるしかない」と付け加えた。
シルトロニックへの関心がなくなったかどうかを尋ねられた徐CEOは直接のコメントを避け、同社は「再び競争相手になった」と指摘し、生産能力の拡大による自社の成長に重点を置いていると述べた。
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