仏市長、神韻鑑賞後「伝統文化を守ってこその未来」と語る
フランスのクールブヴォア市長のジャック・コソウスキー氏は1月15日、夫人とともにパリのパレ・デ・コングレで開かれた神韻公演を鑑賞した。伝統文化を継承することの大切さに改めて気付かされたという。
米ニューヨークを拠点とする中国古典舞踊団、神韻は世界最高峰の中国文化の舞台だ。しかし人権擁護のメッセージを強く発信しているため、中国での上演が禁止されている。「神韻が中国で上演できないとは残念」とコソウスキー氏は語った。
27年間にわたり市長を務めるコソウスキー氏は、神韻の演目の柱となる古代中国の価値観に賛辞を贈った。
「ある年代の中国の人々には大きな喜びを与えるでしょうし、素晴らしいことです」。またコソウスキー氏は伝統を継承することは進歩を妨げるようなものではないとし、特に若い世代には「歴史を忘れてはいけない、伝統を守ろう!」と伝えたいと述べた。
コソウスキー氏は歴史の礎があってこそ未来を迎えることができると考えている。「今日、私たちが自国や他の場所で幸せに過ごせるならそれは伝統のおかげです」と語った。
市長はさらに、神韻ダンサーたちの卓越した中国舞踊を絶賛した。
「クオリティの高さには目を見張るものがあります。率直に言って素晴らしいのです。悪いステップはひとつもない。このダンサーたちの結束力を見ると…いったい何年かけてここまでのレベルに到達したのでしょうか。15年や20年…幼少期から練習しなければこの完成度には到達できないでしょう」
中国と西洋の楽器を融合させたオーケストラの演奏は特に気に入ったというコソウスキー夫人は、こう語った。「この舞台にとても興味を持っていたのは夫でした。でも正直言って、期待以上の嬉しい驚きでした。すべての物語を楽しめました」
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