林芳正外相は、ウクライナ西部に連絡事務所を開設すると述べた。写真は2021年11月22日撮影 (Photo by CHARLY TRIBALLEAU/POOL/AFP via Getty Images)

ロシアのウクライナ東部2州独立承認 主権侵害で国際法違反=政府

ロシアのプーチン大統領が21日、ウクライナ東部の親ロシア派2地域の独立を承認すると表明したことを受けて、政府は「ウクライナの主権および領土一体性を侵害し国際法に違反するものであり、決して認められるものではない」として非難を表明した。

プーチン氏は、「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を承認する大統領令に署名したほか、軍事基地の使用及び建設の権利をロシア軍に与える友好協力相互支援協定に署名した。

林芳正外相は22日の記者会見で「我が国としてあらためて事態の展開を深刻な懸念を持って注視していく。G7(主要7カ国)をはじめとする国際社会と連携し、制裁を含む厳しい対応につき調整を行う」と述べた。

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