2月27日、国連安全保障理事会は、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、国連総会(193カ国)の緊急特別会合を28日に開催するよう要請した。写真はニューヨークの国連で2014年8月撮影(2022年 ロイター/Carlo Allegri)

国連総会、ウクライナ巡る緊急特別会合を28日開催 安保理が採択

[国連 27日 ロイター] – 国連安全保障理事会は27日、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、国連総会(193カ国)の緊急特別会合を28日に開催するよう要請した。

安保理15カ国が開催に関する手続き上の採決を行った。採決では拒否権を行使できないため、賛成11票で総会開催決議が採択された。ロシアは反対票を投じ、中国、インド、アラブ首長国連邦(UAE)は棄権した。

安保理は25日にロシアによるウクライナ侵攻を非難する決議案の採決を行ったが、常任理事国のロシアが拒否権を行使して不採択となっていた。国連総会の開催要請はこれを受けた動き。

米国のトーマスグリーンフィールド国連大使がによると、総会では早ければ3月2日にも同様の決議案の採決が行われる見通し。

総会で拒否権は行使できない。

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