松野博一官房長官は8日午後の会見で、ロシアに滞在する民間人の退避について、商用便の利用を呼び掛けていると語った。写真は2021年10月、東京の首相官邸で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

ロシアからの民間人退避、商用便の利用を呼び掛けている=官房長官

[東京 8日 ロイター] – 松野博一官房長官は8日午後の会見で、ロシアに滞在する民間人の退避について、商用便の利用を呼び掛けていると語った。直ちに政府によるチャーター便の投入は考えていない姿勢を示した。

松野官房長官は、危険情報に関してロシア全土に対し「渡航中止を勧告」するレベル3に引き上げたことに関連し、邦人退避のためのチャーター機を派遣するのかとの質問に「現時点ではロシアにおいて商用便が運航されており、これを利用した出国の検討を呼び掛けている」と語った。

ただ、ロシア情勢は流動的であり、最新の情報を踏まえて機敏に対応していくとも語った。

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