「江戸の賑わい今もなお」 東京・湯島天神の白梅
古典落語の演目「富久(とみきゅう)」の話です。
正直者ですが、どこか間抜けで失敗ばかりしている幇間(ほうかん)の久蔵がいました。不運続きで暮らしにも困っていた久蔵が、たまたま一分の金を出して買った「富くじ」が、なんと一番富の大当たり。もらえる賞金は千両です。現代の宝くじで言えば「1等、5000万円」が当たる感覚でしょうか。
当たり札が、自分が買った「鶴の1888番」と聞いて大喜びしましたが、その富くじの札を隠しておいた神棚が、長屋もろとも火事で焼けてしまいます。がっくり肩を落として落胆する久蔵。ところが、顔なじみの鳶(とび)の頭が延焼する前に神棚を持ち出して、火災から救ってくれていました。
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