台湾の蔡英文総統は12日、台北郊外の軍射撃場で予備役部隊の射撃訓練を視察した。ウクライナ情勢に触れ、自衛には国際支援に加え、市民の団結が必要だと訴えた。写真は訓練を行う部隊で南勢埔に12日撮影(2022年 ロイター/Ann Wang)

台湾総統、予備役部隊の訓練視察 ウクライナ情勢踏まえ団結訴え

[南勢埔(台湾) 12日 ロイター] – 台湾の蔡英文総統は12日、台北郊外の軍射撃場で予備役部隊の射撃訓練を視察した。ウクライナ情勢に触れ、自衛には国際支援に加え、市民の団結が必要だと訴えた。

台湾当局は昨年終盤に、予備役部隊の訓練強化を発表。今月から従来の5━7日よりも長い2週間の訓練を受け、射撃などの演習の時間も増えた。

戦闘服姿で視察した蔡総統は「国を守る上で、国際社会の結束と支援に加え、国民の団結が非常に重要であることをウクライナの最近の状況が改めて証明している」と述べた。

関連記事
ドイツ海軍艦艇が22年ぶりに台湾海峡を通過。中国は反対を表明するも、ドイツは国際海域での自由航行の重要性を強調。西側諸国はインド太平洋地域での軍事的存在を強化し、平和維持を目指す。
台北地方法院は柯文哲氏の犯罪嫌疑が重大でないと判断し、釈放を決定。一方、前副市長彭振声氏は共謀の恐れから拘留。検察署は抗告する予定。両者は京華広場の不正事件に関与したとされる。
台北市の前市長で民眾党主席の柯文哲が京華広場容積案を巡る疑惑で逮捕された。自宅や党事務所が捜索され、拘留所に留置される見込み。弁護士は、夜間の取り調べを拒否したため逮捕されたと述べている。
台湾人の約8割が中国との統一に反対。
「香港の未来に絶望」の香港の著名な大学教授が自殺。