ロシアは15日、フランスのストラスブールに本部を置く欧州評議会から脱退した。14日撮影(2022年 ロイター/Arnd Wiegmann)

ロシア、欧州評議会から脱退 欧州との亀裂深まる恐れ

[15日 ロイター] – ロシアは15日、フランスのストラスブールに本部を置く欧州評議会から脱退した。欧州評議会は欧州人権条約の制定のほか、共産主義圏の崩壊後に東欧諸国の民主化などを支援した国際機関。脱退により、ロシアと欧州との間の亀裂が一段と深まる恐れがある。

欧州評議会はこの日、ロシアの除名を巡る採決の実施を予定。採決の数時間前にロシアは脱退を表明した。

欧州評議会議員会議(PACE)でロシア代表団を率いるピョートル・トルストイ氏は欧州評議会からの脱退を表明するラブロフ外相の書簡を提出したと表明。欧州評議会は書簡の受領を確認した。欧州評議会はロシアがウクライナに侵攻した翌日にあたる2月25日にロシアの加盟を停止していた。

▶ 続きを読む
関連記事
ロシア軍がキーウに開戦以来最大規模の空襲を実施。ミサイルや無人機計570発が発射され、死傷者は100人以上に。市民5万人が避難し、防空強化の必要性が改めて浮き彫りとなった。
ロシア・ウクライナ戦争は死傷者200万人を超え、歴史的な消耗戦に突入。無人機とAIが戦術を変え、攻勢は停滞。領土変化も限定的となっている
ロシアのプーチン大統領は、ウクライナが提案した長距離攻撃の停止案を拒否し、軍事作戦の継続を強調。無人機攻撃による燃料不足に言及しつつも統制下にあるとした。戦闘は長期化の様相を強めている
ウクライナ軍はロシア国内の天然ガス処理工場や衛星通信施設を夜間攻撃。補給線と軍事基盤への打撃で圧力を強める一方、ベラルーシ参戦への懸念も高まっている
英情報機関GCHQは、ロシアのウクライナ侵攻以降の戦死者数が50万人に迫ると分析。前線では後退の兆候も見られ、損耗が補充を上回る可能性を指摘