ロンドンにある英国議会、2009年11月撮影(Photo by Oli Scarff/Getty Images)

英議会、渡航移植を禁止する法案可決 違法な臓器取引を域外適用

英国では保健医療法(Health and Care Bill)の新たな修正案が3月30日までに上下両院で可決した。英国人の海外渡航移植を実質禁止する内容が加えられた。議員たちは「臓器の強制摘出や闇の臓器取引に対処するものだ」と修正案の意義を強調した。

保健医療法の人体組織に関する89条はすでに国内における臓器の金銭取引を禁止しているが、今回の修正案では域外にまで適用を広めた。アーガー保健相は「英国人が、世界中のどこの国であっても臓器取引に関われば、犯罪として起訴される可能性があるということを意味する」と述べた。

修正案では中国を名指ししていないが、野党・労働党のストリーティング影の保健相は「英国人が中国などを渡航移植先として禁止するもの」と説明した。「臓器が自由意志の提供ではなく奪われているケースがある。これを念頭に法整備を進めなければならない」と付け加えた。

▶ 続きを読む
関連記事
英語版大紀元の上級編集者で番組司会者のヤン・イェキエレク氏が近著『注文に合わせた殺人』を出版した。著書は、中共が組織的に臓器収奪を行ってきたとする疑惑の構造や背景を詳述し、米政界関係者の間でも議論を呼んでいる
新刊『オンデマンドの殺人』の内容を紹介。中国で10年間に3度の肝移植を受けた女性の事例を引き合いに、中共による組織的な強制臓器収奪の実態を暴露。わずか2週間でドナーが現れる異常な移植システムの闇に迫る
新著『オンデマンドの処刑』を通じ、中国共産党による臓器収奪の戦慄の実態を暴く。法輪功やウイグル人を標的とした国家規模の巨大産業、指導層の長寿計画「981工程」に迫る衝撃のインタビュー
中国での臓器収奪疑惑を追ったドキュメンタリー映画「国家の臓器」の上映会を1月22日、東京・台湾文化センターで開いた。会場では北村晴男参院議員や台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表が登壇し、深刻な人権侵害の実態と国際社会の責任について訴えた
中国の「臓器収奪」と「オーダーメイドの殺人」。中国での臓器移植における待機期間の異常な短さと、公式データ上の移植件数と提供数の乖離から指摘される「臓器収奪」の実態を報じる