ロンドンにある英国議会、2009年11月撮影(Photo by Oli Scarff/Getty Images)

英議会、渡航移植を禁止する法案可決 違法な臓器取引を域外適用

英国では保健医療法(Health and Care Bill)の新たな修正案が3月30日までに上下両院で可決した。英国人の海外渡航移植を実質禁止する内容が加えられた。議員たちは「臓器の強制摘出や闇の臓器取引に対処するものだ」と修正案の意義を強調した。

保健医療法の人体組織に関する89条はすでに国内における臓器の金銭取引を禁止しているが、今回の修正案では域外にまで適用を広めた。アーガー保健相は「英国人が、世界中のどこの国であっても臓器取引に関われば、犯罪として起訴される可能性があるということを意味する」と述べた。

修正案では中国を名指ししていないが、野党・労働党のストリーティング影の保健相は「英国人が中国などを渡航移植先として禁止するもの」と説明した。「臓器が自由意志の提供ではなく奪われているケースがある。これを念頭に法整備を進めなければならない」と付け加えた。

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