2020年米大統領選の決着がもつれている。写真は同年3月、米バージニア州で民主党大統領候補を決める予備選挙で投票する女性。参考写真(Samuel Corum/Getty Images)

米中間選挙、専門家「中国への厳しい姿勢は重要」

11月に中間選挙を控える米国では、有権者は米中関係に関心を寄せている。専門家は、どの候補者が中国に対する姿勢が最も厳しいかが有権者から投票を得られる基準になる可能性があると指摘した。ただ、米中関係に関して最も重要な課題は貿易問題か国家安全保障かについて、専門家の間では意見が分かれている。

カーネギー国際平和財団アジアプログラム特別研究員のダグラス・パール(Douglas H. Paal)氏によると、今回の中間選挙ではトランプ前大統領の対中姿勢を継続している共和党への投票率が上がっており、「どの候補者も中国に対して厳しい態度を示す必要がある」と大紀元に語った。

米国内では中間選挙に向けて、今月民主、共和両党が候補者を選ぶ予備選挙が本格化している。対中政策の重要性を巡って、ウォールストリート・ジャーナル紙は5月2日、予備選挙が実施される激戦州、オハイオ州とペンシルベニア州で、有力候補者が選挙広告で中国に言及した回数を比較する記事を掲載した。

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