米国議会議事堂で行われたエネルギー政策に関する下院共和党の記者会見で発言するジム・バンクス議員。2022年3月8日撮影 (Photo by Kevin Dietsch/Getty Images)

米下院議員、共産党ビザ透明化法案を提出 中国念頭に

米下院最大保守グループの共和党研究委員会の委員長を務めるジム・バンクス議員は13日、ビザ申請時に共産党政権との関係の報告を義務付ける法案を提出した。中国共産党の工作員の多くは、党員であることを明かさず合法的に米国に入国できる状況にあり、「国家安全保障上のリスクとして容認できない」と強調した。

「共産党ビザ透明化法案」は共産党あるいはその他の全体主義政党に所属しているか否かをビザ申請時の質問書に加えるよう国務長官に求める。また出身国に「中国」と記載した人については、中国の軍隊や法執行機関、公安、国家安全保障部隊に所属しているのか、雇用または資金提供を受けているか、またはその他の関連団体に所属したことがあるかを問う。

バンクス氏は法案提出にあたり「現在米国に住んでいる中国共産党員の人数を正確に推定できる人は一人もいない」と述べ、国家安全保障に容認できないリスクをもたらすと警鐘を鳴らした。

▶ 続きを読む
関連記事
米共和党のトム・コットン上院議員は、中国資本が関与する物流企業について、米司法省に調査を求めた。配送ルートや商業施設、住宅に関するデータ収集、補助金を背景にした低価格競争、関税逃れの疑いなどが焦点となっている
豪華ヨット大手フェレッティで、中国資本による支配をめぐる対立が表面化した。イタリア政府は、安保規制「ゴールデンパワー」に違反した疑いで調査を進めている
米コットン上院議員は、中国製医療機器がサイバー攻撃の標的となり、アメリカ人の個人情報流出や誤診を招く恐れがあると警告した。連邦政府へ調査を要請し、防御強化を訴えている
カリフォルニア州アーケイディア市の中国系市長・王愛琳が連邦裁判所から中国共産党政府の非合法代理人として起訴され、罪状認否での有罪答弁と公職辞任に同意した。中共政府の浸透の手段とは
中共官製メディアの大量コンテンツは、世界の主要AIモデルの学習データに取り込まれているとする研究を発表した。中国語での回答では、北京当局の公式見解に近い表現が出やすい傾向を指摘する