米司法省、中国諜報員ら5人を起訴 在米活動家を監視
米司法省はこのほど、ニューヨーク市ブルックリン連邦地裁で、中国出身の米国市民1人と中国情報機関である国家安全省(MSS)の諜報員4人をスパイ活動や越境弾圧などの容疑で起訴した。
5人は、米国東部地域で中国の民主化運動に関わっていたニューヨーク市クィーンズ在住の王書君被告(73)と、MSS幹部のフォン・ハー(Feng He)被告(49)、ジェー・ジ(Jie Ji)被告(50)、ミン・リ(Ming Li)被告(40)、ケチン・ル(Keqing Lu)被告(61)。王被告は2006~20年まで、ニューヨーク市に登録された「胡耀邦・趙紫陽記念基金会」の事務局長を務めていた。
起訴状は、5人は米国にいる中国人民主活動家や反体制者、人権団体の責任者らを監視し、米国内外で中国共産党政権への批判者に対する妨害、嫌がらせなどをひそかに謀っていたとした。
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