フィレンツェ名門貴族 メディチ家の財宝(4)
大航海時代の真っ只中、メディチ家は航海探検や海外進出に関与していませんでしたが、海外からの珍しい宝物を熱心に集めていました。
トスカーナ大公コジモ1世はアジアの自然の絶景に心を惹かれ、中国様式の植物や人物などの装飾絵柄が刻まれた、インド洋のオウムガイの殻を展示するため、特別にフランドルの金細工職人に金属のブラケット(棚などを支える横材)の作成を依頼しました。
海外の新たな地域が発見されていくとともに、様々な材質の品物がヨーロッパに流れ込むようになりました。1486年にナイジェリアが発見された後、ポルトガルの商人たちはアフリカのベニン王国から象牙製品を輸入するようになったので、コジモ大公は多くの象牙のスプーンなどの食器を購入しました。このアフリカ風の象牙彫刻スプーンは非常に希少で、全世界で48個しかなく、マリーア・マッダレーナによって宝箱に入れられ、慎重に保管されました。
関連記事
【大紀元日本11月14日】根拠のない推測にすぎないが、国家には、その運営上ちょうど良い大きさというものがあるのではないかと思っている。 国が大きすぎれば統治が難しく、いろいろ厄介なことも多い。小さい
皆様、こんにちは。前回の記事ではオーストリア滞在中の様子についてお伝えしました。その後の足取りですが、オーストリア滞在を終えてスペインとポルトガルを訪れました。今回はポルトガルに滞在した時の様子をお伝えしたいと思います。ポルトガルには9月11日から9月19日までの9日間滞在していました。
ニューヨーク・マンハッタンのマディソン・アベニューには、イタリア・ルネサンス期の別荘のような外観でありながら、古代のギリシャやローマおよび文芸復興といった、異なる時代の建築様式や芸術を鑑賞できる独特な建物があります。それは、有名な銀行家ジョン・ピアポント・モルガン氏の私設図書館の、モルガン・ライブラリーです。
フィレンツェの名門貴族 メディチ家はフィレンツェの歴史と緊密に絡み合っており、イタリア及びヨーロッパの興隆にお […]