あなたも食べているかも 健康に悪い冷凍食品

冷凍食品は、その手軽さから現代の生活に浸透しつつあります。栄養学の専門家は、7種類の冷凍食品が健康に悪いと警告しています。

「冷凍食品に含まれる塩分糖分、不健康な脂肪は、心臓の健康に悪影響を与える主な成分です」と、登録栄養士のアンジェラ・L・ラーゴ氏は、FOXニュースのインタビューで語っています。

塩分、糖分、不健康な脂肪分を多く含む食品は、炎症を誘発するだけでなく、肥満、心臓病、高血圧、糖尿病の原因ともなります。

アメリカ心臓協会によると、アメリカでは10人中9人が塩分を摂りすぎているそうです。塩分の摂りすぎは、体重増加やむくみに直結し、高血圧、心不全、がん、脳卒中などのリスクを高めます。ナトリウムは1日に2300mg(食塩1g中に約387mg)以上摂取してはいけませんが、高血圧の人は1500mgを超えないようにするとよいでしょう。

特に、添加物が多く含まれる超加工食品は、その傾向が強いです。これらの食品は、塩分、糖分、脂肪分が多いだけでなく、保存料、人工着色料、人工香料の含有量も多いのです。

冷凍野菜、果物、全粒粉製品はこれらの問題がありません。心臓の健康を守りたいなら、次の7種類の冷凍食品は避けた方がよいでしょう。

1.冷凍弁当

「冷凍弁当にはヘルシーなものもありますが、不健康なものが多いことが知られています」とKaleigh McMordie氏は言います。その大きな理由のひとつが、ナトリウムの量です。冷凍食品には1000ミリグラムを超えるナトリウムが含まれていることがあります。 

 

冷凍のお弁当はナトリウムが多い。(Shutterstock)

 

2.冷凍ピザ

冷凍ピザは、カロリー、塩分、脂肪分を多く含む高カロリー食品です。冷凍ピザには、野菜入りの薄焼きピザなどヘルシーなものもありますが、「ほとんどの冷凍ピザは、厚い生地にチーズと加工肉がトッピングされています」とラーゴ氏は言います。

もう一つ注意したいのは、カルツォーネです。カルツォーネ1人前には、約1700mgのナトリウムが含まれているそうです。「食事に含まれるナトリウムが過剰になると、血圧が上昇します」と、登録栄養士のアリソン・トールマン氏は言います。

冷凍ピザは高カロリー食品。(Shutterstock)

 

3.冷凍フライドポテト

冷凍フライドポテトには、ナトリウム、健康に悪い食用油、塩分が多く含まれています。トランス脂肪酸やパーム油が添加されている場合もあります。

フライドポテトが好きな人は、自宅でヘルシーな油で、新鮮なジャガイモを自分で揚げて、塩を振ってみてはいかがでしょうか。

4.冷凍チキンナゲット

冷凍のチキンナゲットが大好きな人も多いと思います。しかし、加工された冷凍チキンナゲットの多くは、悪い脂肪と糖分が含まれており、ナトリウム含有量が高く、そしておそらく多くの保存料が含まれています。

チキンナゲットの中には、新鮮な鶏肉から作られたものだけではなく、鶏肉を挽いたものに他の多くの材料を混ぜて作られている商品もあります。

最近、冷凍の甘酢チキンナゲットも人気ですが「その中にはたくさんの砂糖が隠されている」とトールマン氏は言います。「チキンナゲットの中には、1食あたり40g以上の砂糖が添加されているものもあります」

5.冷凍アメリカンドッグ

冷凍アメリカンドッグは、アメリカのスーパーマーケットではよく見かける冷凍食品です。朝、レンジでチンして朝食にする人も多く、塩味と甘みがあってとても美味しいです。

ただし、この朝食はあまり頻繁に食べてはいけません。ソーセージ、ベーコン、ホットドッグなどの加工肉は、主にナトリウムと化学保存料が含まれているため、心臓の健康にとって最も危険です」とMcMordie氏は言います。

冷凍のアメリカンドッグには加工肉が多く含まれています。McMordie氏は、加工肉の摂取を週1回以下に制限することを勧めています。

6.冷凍パイ

冷凍パイは、多くの人に親しまれているデザートですが、栄養はほとんどなく、糖分が多いです。

また、トールマン氏は「冷凍パイは冷凍食品の中でもカロリーや脂肪分が高い」と指摘しています。

7. 冷凍焼き菓子
 

ワッフルやデザートなどの冷凍焼き菓子は、塩分、糖分、脂肪分が多く含まれています。(Shutterstock)

 

別の専門家はワッフルやデザートなどの冷凍焼き菓子に、塩分、糖分、脂肪分が多く含まれていると言います。
「冷凍焼き菓子は朝食には便利だけど、人々の食生活の主役になるべきではない」「塩味を感じなくても、焼き菓子には塩が入っていることが多い」と彼女は主張しています。

(翻訳・呉思楠)

張清清