夕暮れ時の北京の天安門広場(Getty Images)

中国外相候補、メディア規制当局に異動 対露発言が引き金か

中国政府が14日発表した新しい人事によると、外務省の楽玉成次官(58)がメディア規制当局、国家広播電影電視総局(以下は広電総局)の副局長に任命された。楽氏の異動は中露関係を巡る指導部の対立に関係しているとみられる。

楽氏は2018年から、筆頭次官として「日々の対外業務を担当していた」という。同氏は6人いる次官のうち、唯一中国指導部の重要会議に出席できる共産党第19期中央委員会の補欠委員である。

香港の親中メディア「星島日報」は5月26日、楽氏が広電総局の副局長に任命される予定だと報じた。

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