TikTokは北京の「侵略ツール」、中国からのアクセス報告受け 議員ら脅威を警告
米議員らは、「動画投稿アプリTikTok(ティックトック)は北京の対米スパイ活動にとって、まさに『新たな侵略ツール』である」と述べた。この発言は、同アプリを利用している米国人ユーザーの個人データが、中国から繰り返しアクセスされているとの内部記録のリーク報道を受けてのことである。
バズ・フィード・ニュースが引用した80件もの社内会議の流出記録によると、少なくとも2021年9月から1月にかけて、中国のエンジニアが、アプリを利用する米国人データにアクセスしたということだ。さらに、TikTokの社員は、それらのデータがどのように流れているかを判断するために、折に触れ中国の同僚に相談していたという。いっぽう、米国のスタッフには独自にアクセスする権限はなかったという。
TikTokは北京に拠点を置くアプリ開発会社大手、字節跳動科技(バイトダンス)が所有している。中国の法律では、企業は政府要請があれば治安当局に協力することが義務付けられている。そのため米国などでは個人データが中国共産党にアクセスされうるとの懸念が浮かんでいる。
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