2020年9月21日、ワシントンの最高裁判所 (Samira Bouaou/The Epoch Times)

全米23人の州司法長官、最高裁判所にアミカスブリーフを提出 法輪功の訴えを支持

全米の23人の州司法長官は22日、「中国反カルト世界同盟」(CACWA、Chinese Anti-Cult World Alliance)から脅迫を受けたとする法輪功学習者らの訴訟を下級裁判所が却下したことをめぐり、学習者の訴えを支持するアミカスブリーフ(第三者による意見書)を最高裁判所に提出した。宗教団体を保護する法律を狭義に解釈し「法輪功学習者の信教の自由を保護しなかった」と指摘した。

中国共産党による迫害のため渡米した法輪功学習者は、米国にいてもなお党組織の嫌がらせに苛まれている。2015年、ニューヨークのフラッシング地区の住民13人は、6年間にわたり暴力や死の脅迫などを受けたとしてCACWAを訴えた。訴状には、中国での人権弾圧を訴える資料などを配布したことで、約40件の脅迫や身体的暴行を受け、「憲法修正第1条で保護されている信教の自由を脅かされた」と記した。

訴状によれば、ニューヨークのCACWAは事実上、中国共産党内の下部組織にあたり、中国のゲシュタポとされる法輪功弾圧機関「610弁公室」と緊密に連携しているという。

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