新型コロナワクチンが「がんを引き起こしている可能性」指摘 ロンドン大学名誉教授

2026/06/06 更新: 2026/06/06

6月3日、医師らはCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)ワクチンが一部の人々においてがんを引き起こす可能性があると述べた。

ロンドン大学の腫瘍学名誉教授であるアンガス・ダルグレイシュ博士は、ワシントンで開催された公聴会で、メッセンジャーリボ核酸(mRNA)技術を用いて製造されたCOVID-19ワクチンを接種した後に、患者が予期せずがんを発症するのを目の当たりにしたと語った。

同博士は、「これらの予期せぬがんの発症において、mRNAワクチンが重要な役割を果たした可能性が高いことに、私は何の疑いも持っていない」と述べた。

ブラウン大学レゴレッタがんセンターの所長であるワフィク・エル=デイリー博士は公聴会の中で、COVID-19の感染とCOVID-19ワクチンの接種の両方に見られるスパイクタンパク質が、がんを抑制する遺伝子を活性化する能力を低下させる可能性があることを発見したと述べた。エル=デイリー博士と共同研究者は1月の論文で、COVID-19のワクチン接種または感染の直後に様々な種類のがんが現れたことを説明する数十の出版物をリストアップした。彼らはこれに先立つ数ヶ月前、連邦ワクチン委員会に対し、ワクチンの安全上の懸念としてがんが含まれる可能性を指摘していた。また、がんの発生メカニズムはさらに調査すべき領域の一つであるとも伝えていた。

同委員会はアメリカ疾病予防管理センター(CDC)に対し、COVID-19ワクチン接種の推奨を縮小するよう勧告した。CDCはそれに従ったが、その更新は3月に連邦判事によって差し止められた。現在は控訴中である。
イギリスの循環器科医であるアシーム・マルホトラ博士は、6月3日の公聴会で次のように述べた。「最新のエビデンスの全体像、そして本日著名な証言者から聞いた内容を考慮すると、私の見解では、何百万人ものアメリカ人、そして世界中のさらに何百万人もの人々が、早期の心血管疾患やがんに見舞われるという『明白かつ現在の危機』に直面している可能性がある」

上院常設調査小委員会の委員長であるロン・ジョンソン上院議員(共和党、ウィスコンシン州選出)がこの公聴会を主催した。

COVID-19ワクチンを度々批判してきたジョンソン氏は、ワクチンに関連する潜在的な危険性について国民に警告するために、決定的な証拠を待つべきではないと主張した。

同小委員会の民主党筆頭委員であるリチャード・ブルーメンソール上院議員(民主党、コネチカット州選出)は、国立がん研究所がフレッド・ハッチンソンがん研究センターのスティーブン・ペルガム博士の言葉を引用し、「COVID-19ワクチンががんを引き起こす、再発を招く、あるいは病勢を進行させるという証拠はない」と述べていることを指摘した。

ブルーメンソール氏の要請で公聴会に出席した米国臨床腫瘍学会の最高医療責任者、ジュリー・グラロウ博士は、「現在、mRNA COVID-19ワクチンががんを引き起こす、あるいはがんの増殖を加速させることを証明する臨床的証拠はない」と述べた。

グラロウ氏は、その可能性を研究することは重要であるとしつつも、がんがいつ発生したのかが不明である以上、ワクチン接種の直後にがんが発見されたという報告は、必ずしもワクチンががんを引き起こしたことを意味しないと述べた。

mRNA COVID-19ワクチンを製造しているファイザー社とモデルナ社は、記事の公開時までにコメントを求める取材に応じなかった。

メリーランド州に拠点を置く大紀元のシニアリポーター。主に米国と世界のニュースを担当。
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