米半導体メーカーAMDが製造するマイクロプロセッサの1つ、オプテロン。(NORBERT MILLAUER/DDP/AFP via Getty Images)

中国軍、AI分野で米半導体に大きく依存 禁輸措置は「不十分」=米大学調査

米ジョージタウン大学の政策研究機関、安全保障・先端技術研究センター(CSET)の最新報告書は、人工知能(AI)分野での技術進歩を図る中国軍は米国のハイエンド半導体に依然として大きく依存し、継続的にアクセスしていると指摘した。

6月29日に公開された報告書は、トランプ前政権とバイデン現政権が中国軍への技術輸出規制に積極的に取り組んでいるにもかかわらず、中国軍は米国企業が設計し、台湾と韓国で製造しているAIチップを発注しているとした。

報告書は、中国軍が米政府の認可を受けた販売代理店、中間チップサプライヤー、ペーパーカンパニーを通じて半導体チップを入手していると示した。

▶ 続きを読む
関連記事
米政府が承認したファーウェイへの自動車部品用チップの輸出の決定を、共和党議員は「米国の国家安全保障を損なう」と非難した。
半導体分野での遅れを取り戻すため、中国政府は民間投資会社を使って、水面下でフランスをはじめとする外国の半導体メーカーの買収を着々と進めている。フランス国営放送RFIがこのほど、報じた。
[東京 5日 ロイター] – 訪米中の萩生田光一経産相とレモンド商務長官は5日(米国時間4日)に会 […]
英国政府が5月25日、安保上の懸念から中国企業による英半導体最大手、ニューポート・ウェハー・ファブ(以下、NW […]