米中西部イリノイ州シカゴ郊外ハイランドパークで4日、独立記念日を祝うパレードのルートで銃撃事件が発生し、地元捜査当局によると、少なくとも6人が死亡し、24人が負傷して病院に搬送された。 (2022年 ロイター/ABC affiliate WLS/ABC7 via REUTERS)

米シカゴの独立記念日パレードで銃撃、6人死亡 容疑者拘束

[ハイランドパーク(米イリノイ州) 4日 ロイター] – 米中西部イリノイ州シカゴ郊外ハイランドパークで4日、独立記念日を祝うパレード中に銃撃事件が発生し、6人が死亡、子どもを含む少なくとも36人が負傷した。

警察は22歳の男性ロバート・E・クリモ容疑者を拘束した。

地元捜査当局によると、容疑者は建物の屋上から高性能ライフルで発砲したもよう。

犯行動機は明らかになっていない。

地元メディアによると、発砲はパレード開始から間もなくして発生。観客やパレード参加者数百人が一斉に現場から避難し、パニック状態に陥った。事件が起きたハイランドパーク市は裕福な住宅街で、国勢調査局によると、3万人の人口の9割近くを白人が占める。

ソーシャルメディアに投稿された動画からは、約30発の銃声が鳴り響いた後にいったん静まり、さらに約30発の銃声が聞かれた。ロイターは、この動画を確認していない。

バイデン大統領は声明で「独立記念日に米社会に再び悲しみをもたらした無分別な銃乱射に衝撃を受けている」とし、被害を被ったコミュニティを全面支援し、容疑者の緊急捜索を後押しすると表明した。

また、最近成立した銃規制強化法に触れ、さらなる取り組みが必要だと強調。「銃暴力のまん延に対する闘いをやめない」と述べた。

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