米国務長官、中国が攻撃すればフィリピンを防衛 中国を牽制
ブリンケン米国務長官は12日、南シナ海における中国の主権主張を退けた国際裁定から6年を迎えたことを受け、同盟国であるフィリピンが中国から攻撃を受けた場合、米国はフィリピンを防衛すると表明した。
ブリンケン氏はマニラの米大使館が発表した声明のなかで、1951年の米比相互防衛条約に基づき「南シナ海でフィリピンの軍隊、公船、航空機を武力攻撃すれば、米国の相互防衛義務が発動されることを再確認する」と強調。「国際法上の義務を守り、挑発的な行動をやめるよう再度要求する」と海洋進出を強める中国を牽制した。
オランダ・ハーグの仲裁裁判所は2016年7月、フィリピン側の提訴を受け、中国が独自に策定した南シナ海のほぼ全域を囲う境界線「九段線」には根拠がないとする判決を下した。これに対し中国は判決を否定し、人工島の建設や軍事力を背景に周辺国を威嚇して、南シナ海の実効支配を強化している。
関連記事
トランプ米大統領がイランとの新合意条件を提示。ホルムズ海峡の即時開放や隠された濃縮ウランの捜し出しを要求し、まもなく最終決定を下すと表明した。一方、イラン側は軍事力を背景に強硬姿勢を崩していない
米軍がイラン国内やホルムズ海峡周辺で防衛的攻撃を実施した。自爆型ドローン4機を撃墜し、管制局を破壊した。米国政府高官は、この行動について停戦合意には違反せず、停戦維持を目的とした抑制されたものと強調した
CSISの分析によると、イラン・ウクライナ戦への対応で米国の兵器在庫が枯渇。トマホークやパトリオット等の補充に3年以上を要し、西太平洋での対中防衛に脆弱性が生じている。一方、中国側も実戦経験不足という弱みを抱える
ホン・カオ米海軍長官代行は、トランプ政権がイラン紛争向けの兵器を優先するため、台湾への大規模な武器パッケージを延期していると述べた
米中央軍によると、米軍は4月13日のイランに対する封鎖開始以来、計91隻の船舶を転航させた。米海兵隊は20日、イランの石油タンカーが米国によるイラン港湾封鎖を突破しようとしているとの懸念から、同船に乗船した。