2021年4月20日、ジョシュ・ホーリー上院議員 (Evelyn Kockstein/AFP via Getty Images)

大手コンサル、米中双方の政府機関にサービス提供…米議員は利益相反の解消求める

米国のジョシュ・ホーリー上院議員は18日、国防総省やその他の政府機関が、中国政府などにサービス提供するコンサルティング企業と契約することを禁じる法案を提出した。ホーリー氏は「中国の帝国的な野心から米国を守るか、米国政府との契約を破棄するかの選択を企業に強いる」と述べた。

『選択の時』と題する法案によって規制を受けるのは、中国政府や中国共産党及び関連組織にサービスを提供するコンサルティング企業。中国の政府や企業との取引関係を隠蔽した企業は、今後、連邦政府との契約が禁じられるほか、米国政府が支出した金額の3倍に相当する損害賠償を求められる。

ホーリー氏は法案に関する声明の中で、米国防総省など複数の政府機関から数百万ドルの契約を定期的に受注するコンサル大手のマッキンゼー・アンド・カンパニーが、中国国有企業にもコンサルティングサービスを提供していたと述べた。米NBCニュースの報道を引用し、マッキンゼーは米軍の内部情報にアクセス可能だったと同時に、中国の軍備増強や影響力拡大について提言を行なっていたと言及した。

▶ 続きを読む
関連記事
司法省(DOJ)の内部監察機関は、有罪判決を受けた性犯罪者ジェフリー・エプスタインおよび共犯者ジレーヌ・マクスウェルに関連するファイルの公開について「エプスタイン・ファイル透明性法」への省の準拠状況を検証すると表明した
トランプ政権が敵対的政権の金融センターを標的に定めたことで、中国に対する米国の「戦略的曖昧さ」の時代は終焉を迎えた
米財務省は4月24日、イラン関連の新たな制裁を発表し、中国の製油所「恒力石化(大連)有限公司」や、海運会社、イラン産石油を密かに輸送する「影の船団」に属する船舶などを制裁対象に追加した
当局者によれば、当該の中国製油所はイラン軍に数億ドルの収益をもたらしたという
レビット米報道官は、記者団に対し、ここ数日でイラン側の姿勢に前向きな変化が見られると述べた。