オーバーアマルガウの受難劇(1860年ごろ:パブリックドメイン)

伝染病は知能を持っている?どうすれば逃げられるのか?(下)【未解決ミステリー】

民間の言い伝えによると、伝染病は5人の疫病神が率いる疫鬼たちによってばら撒かれているといいます。道家の教えによれば、人々は互いに疑い合ったり、恣意的に行動したり、正理(しょうり)を信じず悪巧みをしたり、「不道不仁(ふどうふじん)」となって天の理に背き、平然と人を殺めたり、「不貞不孝(ふていふこう)、無愛無慈」となって自己中心的で妄想に走ったりすると「風(ふう)、寒(かん)、暑(しょ)、湿(しつ)」を招き、外から体を害することになります。

この道家の教えに沿って、先ほど紹介した伝染病が大流行した都市と比べてみてください。驚くほど一致していることが分かります。例えば、アテナイに伝染病が訪れる以前、裕福で豊かなアテナイ人の多くは贅沢三昧で、性的欲望に溺れ、男女関係の乱れや同性愛が流行し、暴力や殺人が横行していました。

これは、「神の鞭」と呼ばれた黒死病が発生した当時のヨーロッパでも同じことが見られます。当時の司教、ウィリアム・エディントンは、「人間の放縦がいかに恐ろしいものであるか……それが激化した今、神の怒りを引き起こすのは当然である。この大災害は、人類の多くの罪に対する神々の罰である」と述べました。

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