中国南京市で開催された2020 国際半導体博覧会の一部(STR/AFP via Getty Images )

中国、現職の工業情報相らを調査 半導体国産化失敗のためか

中国政府はこのほど、半導体大手、紫光集団の趙偉国・前会長の身柄を拘束し、さらに工業情報相の肖亜慶氏と国家集成電路産業投資基金(国家大基金)の丁文武総裁を調査していると発表した。中国の半導体国産化戦略を担う大物が相次いで失脚し、波紋を広げている。

中国共産党の中央規律検査委員会(中規委)は7月28日、規律違反と違法行為の疑いで肖亜慶工業情報相を調査していると発表した。現職の閣僚級の摘発は、2017年に習近平政権2期目がスタートして以来、初めてのケースだ。

また、中規委国家監察委員会は30日、14年に設立された半導体産業向け政府系ファンド、国家大基金の丁文武総裁についても、重大な規律違反と違法行為の疑いで調査していると公表した。

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