米、仮想通貨ミキサー業者に制裁 北朝鮮ハッカーの資金洗浄と非難
[ワシントン 8日 ロイター] – 米政府は8日、北朝鮮のハッカー集団「ラザルス」などの資金洗浄(マネーロンダリング)を支援しているとして、仮想通貨の匿名性を高める「ミキシング」サービスを行う業者「トルネード・キャッシュ」に制裁を科すと発表した。米国内の資産を凍結し、米国人との取引を禁止する。
米財務省によると、トルネード・キャッシュは2019年に創設されて以降、70億ドル超の仮想通貨を洗浄。すでに米国の制裁対象となっているラザルスはトルネード・キャッシュを通じ、少なくとも4億5500万ドルを洗浄したという。
財務省は5月にも、ミキシング業者「ブレンダー」に制裁を科すと発表。北朝鮮によって利用され、大規模な暗号資産(仮想通貨)盗難に関与したと非難した。
関連記事
高市総理は就任3日後の23日、北朝鮮による拉致被害者家族との面会で、金正恩氏との首脳会談に臨む覚悟を表明し「あらゆるチャンスを逃さない」と強調した。家族会は早期実現を強く要求した。
疑わしきは罰せずというのは司法の原則だ。しかし軍事の原則は疑わしきは罰せよ、である。敵の先制攻撃を許して味方が壊滅したら、元も子もない。
木原稔防衛相は28日の会見で、北朝鮮が弾道ミサイル技術を使用して衛星打ち上げを試みたことについて、日米韓の3カ国が「緊密な情報共有」を行なったと発表した。日米韓は昨年末、北朝鮮が撃つ弾道ミサイルの探知情報の即時共有を始めたと発表している。
何てことをしてくれるのかーー。北朝鮮が弾道ミサイルを発射したとの報を受け、在日朝鮮人のパク・ヨンさん(仮名、40代)は肩を震わせた。おりしも日本と北朝鮮はサッカーで予選枠を競っていた。冷酷で傲慢な金正恩体制、日本での静かな営み。二国間のはざまで在日朝鮮人は複雑な思いを抱えていた。
外交関係者の話によると、北朝鮮は国連制裁に違反し、中国の10以上の都市で北朝鮮人従業員を雇用した50以上のレストランを経営しているという。これらレストランの収益の大半は、北朝鮮政権によって核・ミサイル開発資金に充てられていると見られている。