10億人の中国国民の個人情報が保存されたオンラインデータベースは、1年以上リンクを知っていれば誰でもアクセスできた状態だったという。イメージ図(ISSOUF SANOGO/AFP via Getty Images)

中国、海外へのデータ提供に国家安全評価義務付け 統制強化か

中国政府は1日、「データ越境移転安全評価弁法」(弁法)を施行した。重要データを海外に移転するデータ処理者に対して、国家インターネット情報部門に評価を申請することを義務付けた。

中国では、個人情報及び重要データの取扱いをめぐって、個人情報保護法、サイバーセキュリティ法、データセキュリティ法の3法が制定されている。3法は、弁法に基づく安全評価を経る必要があると規定している。

対象となる事業者は、重要インフラ運営者及び100万人以上の個人情報を取り扱う情報処理者や、前年1月1日から累計で10万人の個人情報または1万人の機微個人情報を国外に提供するデータ処理者などと定められている。

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