米銀大手3行CEO、台湾侵攻なら「中国から撤退」=下院公聴会
米銀行大手のJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティグループの各最高経営責任者(CEO)は21日、米下院の金融サービス委員会における公聴会に出席し、中国が台湾に侵攻した場合、米政府の要求に応じ中国から撤退すると明言した。
ブレイン・ルートケマイヤー下院議員(共和党)は公聴会で、各銀行の幹部に対し「中国が台湾に侵攻した場合、どう対応するか」と質問した。バンク・オブ・アメリカの会長兼CEOであるブライアン・モイニハン氏は「米政府の指示に従う」と述べた。同氏はここ数十年来、米政府の指示に従い中国と協力してきたが、「政府が立場を変えたら、ロシアへの対応と同じように、われわれもすぐに立場を変える」と話した。
シティグループのジェーン・フレイザーCEOとJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、モイニハン氏の発言に同調した。
関連記事
バイデン米大統領は18日、米CBSテレビのインタビューで、中国が台湾に侵攻すれば米軍が防衛すると明言した。台湾 […]
中国は近年、空港建設のために台湾金門島周辺の海域で砂を採取し、大規模な埋め立てを行っている。「グレーゾーン」と […]