カリフォルニアのセントラルバレーに広がる太陽光パネル (Photo by ROBYN BECK/AFP via Getty Images)

カリフォルニアの生態系を破壊するグリーン官僚 1

カリフォルニアの政策エリートは、自分たちこそ、このカリフォルニア州こそが世界で最も環境に配慮しているのだと考えている。しかし、実はそうではない。善意からではあっても誤った政策、そしてそこに環境保護を隠れ蓑にした利権の思惑が重なり、「環境保護主義」は環境に良い影響を与えるどころか、むしろ悪い影響を与えてきた。

環境保護主義者の唱える政策には明らかに疑わしいものもあるが、気候変動対策という名目で正当化されている。その典型的な例が、カリフォルニア州が電力網を「再生可能」エネルギーに変換するために費やしている数千億ドルである。もしゼロエミッションの主張がなければ、何千平方マイルにも及ぶ風力タービン、何百平方マイルもの太陽光発電アレイによって土地が覆いつくされることなど、誰も支持しないだろう。

しかし、気候の緊急事態というシナリオが受け入れられたとしても、自然エネルギー開発が環境に及ぼす影響は、今後数十年間に直面する現実的な気候危機と同等か、あるいはそれ以上に悪くなる可能性がある。それでも問題ないのだろうか。カリフォルニア州の住宅、商業、工業、運輸部門のエネルギー源を100%電気に転換するためには、同州の発電量を2倍、3 倍にしなければならない。その場合の環境に対する長期的コストはどの程度であろうか。このエネルギー転換を風力や太陽光による発電技術だけで実現しようとすれば、同州の既存の風力発電と太陽光発電の能力を少なくとも10倍に増やす必要がある。このときの環境コストはどのくらいだろうか。

▶ 続きを読む
関連記事
米NY発の神韻芸術団は共産主義以前の中国の伝統文化を全世界の観客に披露し、絶賛の声が相次いでいる。一方、中共は神韻に対し妨害や脅迫を行っており、各国政府からはこうした中共の妨害行為に対する非難の声が上がっている。
浜崎あゆみの2026年ツアー名「Scapegoat」に込められた表現者としての妥協なき矜持と不屈のメッセージに迫る
高市首相がスパイ防止法制定を推進中。世論調査で国民6割、企業8割超が支持。中国共産党の日本浸透が深刻化し、早期法制化の機運が高まっている。スパイ活動の実態と抑止の必要性を指摘
中国共産党は、同党の政権奪取前の中国社会を「万悪の旧社会」と形容し、同党が統治する現在の社会を美化しようとしているが、歴史的資料や証言からその定型句の虚偽性が見えてくる。中には、元国家主席・劉少奇の息子の衝撃的な証言もある
中国共産党が解体した場合、中国はどのような国家になるのか。米国在住の著名な人権活動家が、中国の将来を民主化、自由化、官僚特権廃止、私有財産保護、歴史公開などの観点から予測している