「ウィズコロナ」へ急転換の中国 封鎖解除は良薬か劇薬か
先月下旬から全国で相次いだ「ゼロコロナ」政策への抗議運動「白紙革命」を受けて、中国当局は方向を急転換し、封鎖解除と「ウィズコロナ」へと舵を切った。国際社会と歩調を合わせる動きを歓迎する声もあるが、厳格な統治が3年間続いただけに、その反動への懸念も高まっている。
中国の李克強首相は9日、安徽省黄山で国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事らと会談した。ゲオルギエワ氏は中国がゼロコロナ政策を放棄したことについて歓迎すると同時に、ワクチン接種等の努力を怠ってはならないと述べた。
中国共産党の厳格なゼロコロナ政策では、感染者の隔離ばかり強調されてきた。ワクチン接種や医療・公共衛生部門の準備が整わないなか、感染拡大のリスクも高まっている。
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