中国海警船を背景に南シナ海を航行するフィリピン沿岸警備船 (Photo credit should read TED ALJIBE/AFP via Getty Images)

フィリピン、島付近での「中国の活動」を受け、軍事的プレゼンスを強化

フィリピン国防省は昨年12月中旬、同国の戦略上重要な島に近い係争水域における「中国の活動」を監視した上で、南シナ海での軍事的プレゼンスの強化を指示した。

この発表は、スプラトリー諸島の4つの無人島で中国が建設中であるとの報告を受けたもので、活動の特定はしていない。

フィリピンの320キロの排他的経済水域内の海上地形への侵入や埋め立ては、「フィリピンの主権領域の一部であるパガサ島の安全を脅かすものだ」と、国防省はティツ島のフィリピン名を引用した声明で述べている。

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