オーストラリア政府は18日、米ロッキード・マーチン社の軍用ヘリコプター「ブラックホーク」40機の購入を確認した。写真は演習に参加するブラックホーク。2020年10月、ラトビアのアーダジで撮影(2023年 ロイター/Ints Kalnins)

豪、米ロッキード・マーチンのブラックホーク軍用ヘリ40機購入へ

[シドニー 18日 ロイター] – オーストラリア政府は18日、米ロッキード・マーチン社の軍用ヘリコプター「ブラックホーク」40機の購入を確認した。購入総額は推計28億オーストラリアドル(19億6000万米ドル)で、年内に引き渡しが始まる。

米国務省と昨年8月に購入協定を結んでいた。何年も整備が問題になっていた欧州エアバス社の軍用ヘリ「MRH90タイパン」の後継になる。

エアバスには、オーストラリアの軍事調達を巡って微妙な関係にあるフランスが資本参加しているが、オーストラリアのマールス国防相はABCテレビのニュースで同日、フランスと修復した外交関係が米国製ヘリ購入で再び傷つくことはないと確信していると述べた。

中国がインド太平洋地域で存在感を強化しようとしていることで、オーストラリアはここ数年、国防費を増額している。

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