ミカンは、江戸の昔から人々に好まれてきました(Shutterstock)

ミカンのおはなし 紀文と鍛冶屋【日本の四季】

江戸時代の元禄年間というと、今から300年ほど前のことでしょうか。

のちに豪商となる紀文、つまり紀伊国屋文左衛門(きのくにやぶんざえもん)がまだ20代の若さで、ほとんど無名の小商人(こあきゅうど)だった頃のことです。

ある年、紀州和歌山ではミカンが大豊作でした。しかし、いかに冬とは言え、保存設備もない時代ですので、とれすぎたミカンはやがて腐ってしまいます。

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