米国防総省のパット・ライダー報道官(Photo by Alex Wong/Getty Images)

中国発の気球、米政府「明らかな主権侵害」国務長官は訪中延期

米国領空域に漂っている中国の気球をめぐり、国防総省のパトリック・ライダー報道官は3日、「明らかな主権侵害」と述べた。ホワイトハウスは予定していたブリンケン国務長官の5年ぶりの北京訪問の延期を発表した。

米国を横断する気球は日本時間4日午前6時現在、中部アラバマ州を飛行している。ライダー氏によれば、高度約6万フィートの高さで東に移動しており、今後数日間に渡り米国内を飛行するとの見通しを示した。

中国から飛来した気球は、両国の対立の新たな火種となっている。ブリンケン氏の訪中延期について、政府高官は省庁や議会との協議を経たうえで現時点での訪中は適切ではないと結論付けたと記者団に語った。

▶ 続きを読む
関連記事
イラン戦争の予備的和平合意を徹底検証。オバマ時代の融和策とは一線を画し、圧倒的な軍事力でイランの核野望を挫いたトランプ政権の成果を解説する。国内外の的外れも含む様々な批判を退け、真の中東情勢の地殻変動に迫る
大統領は、生産不足が国家防衛態勢に影響を及ぼす恐れがあると警告した。 米政府は、サプライチェーンのボトルネック […]
6月に東京で開催された「日米拡大抑止協議」共同声明の要点を解説。米国の核を含む日本防衛への関与や、中国の核増強・北朝鮮問題への対応など、最新の日米安全保障連携の最前線に迫る 。
米中央軍がイランに対する「自衛のための空爆」を完了したと発表したわずか数時間後に、今回の攻撃が行われた
米軍ヘリの撃墜に対し、トランプ大統領の指示で米軍がイランへ報復空爆を実施した。平和交渉の大詰めとされた局面での軍事衝突であり、今後の外交交渉や中東地域における緊張のさらなる高まりが懸念される