ブリンケン米国務長官(写真)がミュンヘン安全保障会議で中国の王毅外相と会談することを検討していることが13日、関係筋の話で分かった。2022年4月撮影(2023年 ロイター/Olivier Douliery)

米国務長官、中国外相と直接会談検討 飛行物体撃墜後初=関係筋

[13日 ロイター] – ブリンケン米国務長官がミュンヘン安全保障会議で中国の王毅外相と会談することを検討していることが13日、関係筋の話で分かった。実現すれば、米国が自国領空の飛行物体を撃墜してから初の対面での外相会談となる。

米政府関係者は匿名を条件にロイターに対し、ブリンケン氏がミュンヘン安全保障会議に出席する際に王外相との会談の場を持つことは可能だ述べた。今月17─19日に開かれるミュンヘン安全保障会議には両氏とも参加する。

シャーマン米国務副長官は会見で「ミュンヘンでの会談の可能性についての報道は承知しているが、何も発表することはない」と述べた。ただ、否定はせず「会談がわれわれの利益になり、条件が整っているとみられる場合には対話に前向きだ」とした。

▶ 続きを読む
関連記事
米政府監査院(GAO)の分析で、オバマケア補助金に社会保障番号の不正利用や死亡者の名義悪用が多数確認され、数十億ドル規模の損失が生じている可能性が明らかになった
未成年を脅迫し深刻な搾取を行う「764」ネットワークがアメリカで急拡大している。FBIと司法省は解体に向けて捜査を強化。被害実態や背景、家庭で求められる防衛策をまとめた
FBIのパテル長官が、児童救出、スパイ網摘発、殺人率の大幅低下など就任後10か月の成果を語った。フェンタニル密輸やアンティファ資金、焼却予定の機密文書発見など最新状況も明らかに
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
2021年1月6日のアメリカ議事堂襲撃事件前夜、コロンビア特区でパイプ爆弾を設置したとされる男が約5年ぶりに逮捕された