2023年1月27日、米アリゾナ州の「国境の壁」を確認する警察官 (Allan Stein/The Epoch Times)

米南部国境で不法入国を試みる中国人7倍に…専門家「工作員にとって絶好の機会」

米国の南部国境で不法入国を試みる中国人の件数が、前年同期比で約7倍増加していることが米国税関・国境警備局(CBP)の発表データにより明らかになった。専門家は、急増の原因はゼロコロナなど共産党政権がもたらす不安定な経済情勢や非人道的な措置だと分析する。

10日に発表された米国税関・国境警備局の統計によると、2021年10月〜2022年1月に南部国境で取り締まった中国人は366人だったの対し、今年は2999件と前年同期比で約7倍となった。 また、2022会計年度(2021年10月1日~2022年9月30日)の総数2176件を上回っていたこともわかった。

国土安全保障省によると、CBPの取り締まりデータには公衆衛生法の「タイトル42」に基づいて送還された中国人や、移民法「タイトル8」に基づいて逮捕された不法移民が含まれている。

▶ 続きを読む
関連記事
未成年を脅迫し深刻な搾取を行う「764」ネットワークがアメリカで急拡大している。FBIと司法省は解体に向けて捜査を強化。被害実態や背景、家庭で求められる防衛策をまとめた
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
2021年1月6日のアメリカ議事堂襲撃事件前夜、コロンビア特区でパイプ爆弾を設置したとされる男が約5年ぶりに逮捕された
ファイザー社の開発中のmRNAインフルエンザワクチンに、FDA長官は「効かない製品は承認しない」と明言。論文から不利なデータが除外されていたとして、学術的な誠実性の欠如も批判されている
デル・テクノロジーズのマイケル&スーザン・デル夫妻が、トランプ政権の「インベスト・アメリカ」構想に62.5億ドルを寄付。2500万人の子供に初期預金250ドルを提供