ブリンケン米国務長官(写真)は2月26日の週に中央アジアのウズベキスタンとカザフスタンを訪問し、地域の旧ソ連構成国5カ国の外相と会談を開く。インドネシアのバリ島で2022年7月代表撮影(2023年 ロイター)

米国務長官、中央アジア訪問で中ロとの「関与の違い」アピールへ

[ワシントン 24日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は26日の週に中央アジアのウズベキスタンとカザフスタンを訪問し、地域の旧ソ連構成国5カ国の外相と会談を開く。その後、インドの首都ニューデリーで3月1日から開かれる20カ国・地域(G20)外相会合に出席する。

中央アジア5カ国は、ロシアおよび中国との関係が深い。ドナルド・ルー米国務次官補(南・中央アジア担当)によると、ブリンケン氏は会談で「米国の関与が中ロの関与とどう違うのかについて、線引きしたい」考え。

「米国は経済的関与だけでなく、価値の面で交渉の席で提案できることがある」と記者団に説明した。

ウズベキスタン、カザフスタン、インドの3カ国とも、国連総会でのロシア軍のウクライナ即時撤退と戦闘の停止を求める決議案の投票を棄権した。ただ、ブリンケン氏は、ロシアと歴史的につながりのあるインドが、ロシア離れの軌道にあるとの認識をこれまでに示している。

ルー氏は、南アジアとインドの「長く複雑なロシアとの関係」は、すぐには終わらないだろうと指摘。これらの国とは、ロシアのウクライナ侵攻で果たせる役割について話をしていると明らかにし、これらの国が既に、ウクライナに人道支援を提供していることに触れた。

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