タイの23年成長率は3─4%に 観光回復がけん引=財務相
[バンコク 9日 ロイター] – タイのアーコム財務相は9日、今年の経済成長率が3─4%になるとの予想を示した。中核の観光部門回復がけん引するためとしたが、インフレ対策は続いており、回復を確実に継続させる金融政策が必要だと述べた。
同相はビジネスセミナーで、タイの輸出は世界的な成長鈍化の打撃を受けているが、経済は大規模な投資事業に支えられて引き続き回復基調にあると述べた。
2021年の成長率は1.5%、22年は予想を下回る2.6%となり、東南アジアで最低水準だった。
アーコム氏は「東南アジア諸国連合(ASEAN)で最低の伸び率についてはさほど懸念しないかもしれないが、緩やかかつ安定した成長がより重要だと強調している」と述べた。
別のフォーラムで今年の経済成長率は3─4%との予想を示し、「成長基調は続いている。ピークがいつかは分からないが、4─5%の成長率が適正と考えている。だが一段の生産性が必要になる」と述べた。
ただ、財務省としてはまだ3.8%の予想を修正しておらず、今後の経済指標を待っていると説明した。
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